海外と日本を往復しながら生活している平澤晴花さんのシェアハウスMAZARIBA滞在記です。前編はこちら。
https://mazariba.jp/archives/609
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MAZARIBAの位置する京急大師線・産業道路駅周辺はいわゆる工業地帯と呼ばれるエリアで、メーカーの工場や倉庫が立ち並び、大型のトラックが行き来します。
MAZARIBAの屋上からも日々どこかしらの工場から立ち上る白い煙がゆらゆらと揺れていたり、水銀灯で照らされた工場の夜景が、夕闇の中にほのかにともっています。人の日々の営みを感じられる人懐っこさと、人工物の衒いのない美しさ。日没の時間が重なると、少しの間、ぽーっと時を忘れ、この屋上からの景色に魅入ってしまいます。
個人的に、自然たっぷりの森の中にいるより、こういった工業地帯の真ん中の、ひとつ通りを隔てたところにある、完璧に外とは遮られていないほどよい静寂にこそ安心感をおぼえます。
それは、もしかしたら自分が生まれ育った環境との無意識的な繋がりや隔たりによって、あるいは血縁の流れからくるものに依って、ここが心地よい場所であると感じ取っているのかもしれません。それは決して私にとって悪いことも良いことでもありません。ただひたすらに外からの働きかけによって内側を呼応させているという事実です。
人との縁でこのシェアハウスにたどり着いたように、自分の心地よい空間も流れでこうしてやってくることがあるのだな、それは結構面白いよってもっと発信してもいいかも?と、昨今のシェアハウスやアドレスホッピングの流行には、好意的に思いを巡らせているところです。

MAZARIBAのオーナー・内田さんは、障害者と健常者が混ざりあって生活する空間を実現したいという思いで、このシェアハウスを企画し運営しています。人間関係の風通しの良さなどについては、住人の竹村君がインタビューの中でたっぷり答えてくださっているのでそちらに譲るとして、私は設備の工夫などについて書きたいと思います。

IoT導入で、便利でおもしろいインフラで家のなかがいっぱいなのです。もちろん、みんな大好きお掃除ロボットのルンバもあります。オーナーが導入した新しいアイテムを試せば日々飽きませんし、すごく便利です。もしかしたら、全部この家の便利機能を把握していないのかもしれないと思うほどです。
先だっても住人さんから「1階の音源を2階からスマートフォンを使って電源を切る操作方法が可能である」ことを教えてもらいました。話を聞いた時は正直、ちょっとそんな機能必要なことがあるんだろうかと思わなくもなかったのですが、「電源の消し忘れによる恐怖から、人類を救ってくれるものすごい発明なのかもしれない!!」と思うと、これは凄いぞ是非試さなくっちゃと思ったりもするのです。
遠隔操作がこんな身近で試せるなんてラッキーですよね。こうした思いもよらない生活の便利に出会うのも、ここのシェアハウスの特徴のひとつです。
それから女子専用のドミトリールームがあるのも珍しいですね。入居費は東京都心のシェアハウスと比べても大変安価です。川崎は住めば都という名が本当にふさわしいエリアで、このMAZARIBAはとても快適ですので、興味のある方はぜひお問い合わせください。
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